本文へスキップ

宮古島 2025年夏 Day 2

Day 2: 宮古空港の貝殻シーサーと、パイナガマビーチの猫の夕暮れ

2025年7月27日

コンクリートの上でお腹丸出しで昼寝する茶トラ猫。台風一過のパイナガマビーチで

Day 2 を振り返ると、「見たことのない場所を一つずつ増やしていく」という長期滞在ならではの進め方が、そのまま1日の構造になっていました。フライトの予定もないのに足を運んだ宮古空港、空港内でランチを完結させたちょうじ屋、そして宿から徒歩で行けるパイナガマビーチ──どれもこの旅で初めて踏む場所で、9日間という時間に余裕があるからこそ、観光名所の一発勝負ではなく「島の地図を頭の中に1つずつ書き足していく」テンションで歩けた1日でした。背景には Day 1 から続く台風一過のレイヤーがあり、空港のお土産屋がちらほら閉まっていて、パイナガマの飲食店もほとんど閉まっていて、という静けさが、結果として落ち着いた「初見めぐり」のリズムを支えてくれていました。

この日の予定

時間帯内容
午前〜昼宮古空港散策、貝殻シーサーを見る
空港内『ちょうじ屋』で宮古そばランチ
夕方パイナガマビーチで台風一過の海を眺める

① 宮古空港散策(吸収予定)

事実メモ

  • 場所: 宮古空港(宮古島空港、平良)
  • 見どころ: エントランス付近に鎮座する大型の貝殻製シーサー
  • ターミナル: 沖縄らしい開放的なつくり、館内は15〜20分で一周できる規模
  • 訪問動機: 行ったことがないから(フライトの予定はなし)
  • 当日のお土産屋: 台風通過直後の影響でシャッターを下ろした店がちらほら

宮古空港に「フライトの用事がないのに」足を運んだ理由は、シンプルにまだ行ったことがなかったからでした。観光ガイド的な動機というよりは、9日間の長期滞在で時間に余裕があるからこそ、行ったことのない場所を1つずつ消化していく、というテンションです。

到着して最初に目に飛び込んでくるのが、ターミナル内に堂々と鎮座する大型のシーサー像でした。ただ、面白かったのは、最初は普通のシーサー像にしか見えなかった、というところです。近づいていって初めて「あれ、これ表面が貝殻でできている」と気づきました。ヤコウガイ、ゴホウラといった南の海でしか採れない貝が無数に貼り付けられていて、よく見れば見るほど精密。「離れて見ると普通のシーサー、近づくと細工が見えてくる」というレイヤーの構造が、たまたま自分の歩く速度と一致したのが、この体験の手触りでした。

宮古空港ターミナル内に展示された貝殻製の大型シーサー像。近づくと無数の貝殻でできていることがわかる

そのまま館内を散策したのですが、お土産屋のいくつかはシャッターが下りていました。Day 1 でかねひでの棚が品薄だったのと同じく、ここでも台風通過直後の物流・人員影響が、空港という別レイヤーで顔を出してきていて、「台風の余韻を、街・スーパー・空港と異なるレイヤーで連続して見ている」というのが宮古島滞在の2日目までの率直な感覚でした。

② ちょうじ屋で宮古そばランチ(吸収予定)

事実メモ

  • 店: 宮古そばのちょうじ屋(宮古空港ターミナル内)
  • 注文方法: 入り口の券売機
  • 一杯の構成: 澄んだ豚骨スープにやや細めの麺、三枚肉、厚揚げ、ネギ
  • 印象: 空港内とは思えない地元感、観光地価格ではないリーズナブル

ちょうじ屋に立ち寄ったのは、空港散策とセットでランチもそこで済ませるという素直な動線設計でした。市街地まで戻ってお店を探すよりも、空港の中で完結させたほうが2日目の組み立てがスムーズです。入り口の券売機で食券を買って、カウンターに座って待つ、というシンプルな流れ。

運ばれてきた宮古そばは、見た目の印象どおりにシンプルでした。澄んだ豚骨スープと、やや細めの麺、三枚肉、厚揚げ、ネギ。味の感想として一番強く残っているのは、スープと麺のシンプルな複合──派手なトッピングや凝った演出があるわけではなくて、ベースだけで成立する宮古そば、というのが食べ終わったあとも口に残るタイプの「ちゃんと美味しい」でした。空港の中でこの完成度が出てくる、というところに、観光地価格ではないという記事側の表現が腑に落ちる体験でした。

ちょうじ屋の宮古そば。澄んだ豚骨スープにやや細めの麺、三枚肉と厚揚げが乗ったシンプルな一杯

③ パイナガマビーチで静かな夕暮れ

事実メモ

  • 場所: パイナガマビーチ(平良市街地の西端、宿から徒歩圏内の市民ビーチ)
  • 時間帯: 台風一過の夕暮れ
  • 当日の雰囲気: 人も店もまばら、向かいの飲食店もほとんど閉まっていた
  • 出会い: 猫に餌やりする名物おじいさん、台風後でも泳ぐ強者が1人
  • ビーチの性格: 「絶景」より「地元の人が日常的に使う」生活感のあるビーチ

パイナガマに足を運んだ動機は、シンプルに宿から歩いていける街中ビーチを見ておきたかったというものでした。8泊9日の前半は平良を拠点に動く前提で滞在を組んでいるので、徒歩圏内にある市民ビーチがどんな顔をしているかを、頭の中の宮古島マップにちゃんと書き入れておきたい、という整理に近い動機です。

行ってみると、台風通過直後ということもあって、人も店もかなりまばらでした。空は厚い雲に覆われていて、いわゆる透き通った宮古ブルーにはほど遠い夕方。けれど、人混みが得意なほうではない自分にとって、この静けさはむしろ好都合で、夕暮れのパイナガマをほぼ独り占めできる感覚で、波消しブロックの並ぶ独特の景観をゆっくり眺められたのは、結果として得した気分でした。

パイナガマビーチの海と曇り空。台風一過の夕方、波は穏やかで人もまばら

そんな静かなビーチで一番印象に残ったのが、お酒を片手に猫に餌をあげているおじいさんと、その傍らで完全に懐いている猫、という構図です。通りがかる人に声をかけられている様子もあって、おそらく常連の顔なじみがいる、ビーチに居着いた名物おじいさんなのだろう、と思いました。観光のためのビーチではなく、地元に根付いた日常のシーンとしてのパイナガマを、ちょうどたまたま夕方に通りかかった旅行者が目撃した、というのが、この日の体験の正しい収まり方だった気がします。

パイナガマビーチの記事

この日を一言で

初めての宮古空港と、生活感のビーチを、ひとつずつ踏んだ。