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北海道・トマム&帯広 2026年春 Day 2

Day 2: トマム1日目、雲海ゴンドラの絶景とドローンショーの夜

2026年3月26日

Day 2 は「トマムにしかないもの」を朝から夜まで全部使い倒した一日でした。朝食会場の選び方からして「ガイドに載っている3つのうち一番左から」というかなりラフなスタートで、その後のクラウドウォークもミナミナビーチもドローンショーも竹蔵も、ほとんどが「まずは様子を見にいく」くらいのテンションで足を運んでいたはずなのですが、振り返ってみると、その様子見がすべて本気の体験に化けていた、というのが Day 2 の正体だった気がします。

1日の流れ

時間帯行動
ビュッフェダイニング hal で朝食
日中雲海ゴンドラ → クラウドウォーク / クラウドバー
午後ミナミナビーチ(屋内ウェーブプール)
夕方〜夜ホタルストリートでドローンショー観覧
竹蔵で夕食(帆立塩ラーメン・味噌ラーメン)

① 朝食:ビュッフェダイニング hal

事実メモ

  • 焼きたてフレンチトースト・サーモンいくら丼が看板
  • 現地で整理券が配られる人気店、早めの行動が攻略のカギ
  • 3つある朝食会場(hal / ニニヌプリ / ミカク)の中で最も人気
  • スタッフ対応が3会場中ダントツ

詳しくは → ビュッフェダイニング hal の記事

3つある朝食会場のうち、最初に選んだのは hal でした。深い理由があったわけではなく、リゾート内のレストランガイドで3会場を見比べたとき、紙面で一番左に載っていたから、というそれだけのことです。「左から順番に回ろう」と決めて、初日の朝に hal を引き当てた、というのが正直なところでした。

整理券をもらってから入場までは少し時間が空いたので、その間は会場の外に出て、積もっていた雪で遊んで時間をつぶしていました。

サーモンいくら丼の特設コーナー。シェフが目の前で仕上げてくれる ビュッフェダイニング hal の記事

中に入ってからは、看板に挙げられているサーモンいくら丼や焼きたてフレンチトーストといった一品が、ちゃんと評判どおりの仕事をしてくれます。中でもフレンチトーストは、事前に公式紹介などで散々目にしていて期待値がかなり高い状態だったのですが、それを軽々と上回ってきて、気づいたら何度もお代わりに席を立っていました。

焼きたてのフレンチトースト。生クリームといちごジャムを添えて

もうひとつ、hal で強く印象に残っているのはスタッフの接客です。席への案内、テーブルから皿を下げに来てくれる時の所作、どちらも明らかに丁寧で、後日3会場すべてを回り終えてから振り返っても「hal だけ別格だった」とはっきり感じました。料理の満足度の上に、もうひと押し気持ちのよい時間が重なっていく感覚で、朝食会場としての完成度は3つの中で頭ひとつ抜けている、という体感です。


② クラウドウォーク/クラウドバー

事実メモ(既存薄い記事より)

  • アクセス: 雲海ゴンドラ(宿泊者は何度でも無料、片道約13分)
  • 場所: ゴンドラ山頂、徒歩で展望デッキへ
  • 3月下旬でも山頂は一面の雪景色
  • クラウドバー: 急斜面に設置された鉄製のベンチ(足元がほぼ崖、温かい飲み物提供あり)
  • スキーエリアと隣接 → スノーボードのついでに立ち寄り可能
  • 服装注意: 私服スニーカーだとやや大変、防水靴・ブーツ推奨

ゴンドラで山頂に上がると、降りた瞬間に視界の端から端までが雪と空に塗り替わります。リゾートエリアでは春の気配があった3月下旬でも、山頂は別世界。理屈で「絶景だ」と認識する前に、雪と青空のコントラストにそのまま見とれてしまう、というのが正直なところでした。

クラウドウォークの展望デッキから見渡す雪山のパノラマ。青空と雄大な北海道の山並み

クラウドバーの鉄製ベンチに座ったときは、景色を堪能する余裕より先に「怖い」が来ました。座面の縁から先がそのまま急斜面に落ちていて、足元がほぼ崖。スリルというより、ちょっと本気で怖かったというのが偽らざる感想です。すぐ立ち上がるほどではないけれど、長居はしない、くらいの距離感で楽しむのがちょうどよかったです。

雪山の急斜面に浮かぶクラウドバーの展望台

服装の点で書いておくと、ここは「観光目的でわざわざ行く絶景スポット」というよりも、スキー・スノーボードに来た人が雲海ゴンドラの動線上で立ち寄る場所、と捉えるのがしっくりきます。実際に施設はスキーエリアの真横に作られていて、案内看板にも「スキー/スノーボード」と並んで「クラウドウォーク」が表示されているくらいの近さです。そう考えると、まずはスノボのリフト券とウェアを揃えてゲレンデに出てきた人が、その流れの一部としてクラウドバーまで足を伸ばす、という回り方がいちばん合理的に思えました。私のように私服スニーカーで「観光だけ」を切り取って行くと、雪の上を歩く区間で少しだけ無理が出ます。


③ ミナミナビーチ(1回目)

事実メモ

  • 星野リゾート トマムの屋内ウェーブプール
  • 宿泊者無料
  • 雲海ゴンドラエリアから徒歩でもアクセス可能
  • プール前は暑いくらいだが、濡れると肌寒い(要注意)
  • 滞在中2度足を運ぶことになる満足度の高い施設

詳しくは → ミナミナビーチの記事

クラウドウォークから降りてきた流れで、そのままミナミナビーチへ向かいました。窓の外には雪、館内に入ると水着の人たちが波と戯れている、というこの「雪とビーチの同居」が、とにかく非日常で面白いです。屋内とはいえスケールも結構なもので、入った瞬間に「ああ、これはちょっと聞いていた話と次元が違うな」と気持ちが切り替わります。

ミナミナビーチの全景。ガラス天井から差し込む光と広大な屋内ウェーブプール ミナミナビーチの記事

Day 2 のミナミナビーチでは、思い切って有料デッキを借りてゆったり過ごしました。デッキチェアに荷物を置けて、自分たちの場所を確保したうえでプールに出入りできるのが何よりラクで、長く滞在するつもりなら最初から借りてしまった方が満足度が高い、という結論になりました。

加えて、有料デッキにはタオルが追加で配布されるのですが、これが地味にとても助かりました。プールに入っている分には暖かいのですが、上がって少し休もうと思うと、館内が暑いはずなのに濡れた体には微妙に肌寒くて、何度もデッキに戻ってタオルにくるまっていました。「屋内なのに寒さ対策のタオル」というのは入る前は想像していなかった構図ですが、有料デッキを借りていたおかげでそこを温度的にも気持ち的にもまかなえた、という実感があります。

有料デッキエリア。デッキチェアとテーブルが並ぶ、ゆったりとしたプールサイドの空間

この日の時点で「もう一度来よう」と決めていて、実際に Day 5 のチェックアウト前にもう一度足を運ぶことになります。1日のうちに何度立ち寄っても満足度が落ちないので、トマムに泊まるなら最低2回は組み込んでおく前提で考えてもいいかもしれません。


④ ドローンショー(ホタルストリート)

事実メモ(既存薄い記事より)

  • 会場: ホタルストリート(飲食店が並ぶ屋外スペース)
  • 体感時間: 約20〜30分
  • ドローン数: 数百機
  • 演出: 花びら → 文字 → トマム・ザ・タワーのシルエット、白・青・赤・緑と色変化
  • 特徴: ドローン群の エンジン音 が映像では伝わらない生の迫力
  • 開催頻度: 毎日ではない、曜日・時間帯が事前告知される(公式サイト・施設内案内で確認)
  • 防寒必須(手袋・帽子・厚手アウター)

ホタルストリートのドローンショーは、人生で初めて本格的なドローンショーを生で観た体験でした。観終わったあとの率直な感想として残っているのは、ショー単体の派手さよりも「トマムの夜だからこそ成立する」という場所とセットの良さ、というところに収束していきます。リゾートの灯りと雪のしんとした夜の空気の中に、数百機のドローンが立ち上がっていく落差。それが、この体験の核なんだと思います。

縦書きの文字を描くドローン。ホタルストリートの木々の間に浮かぶ

途中、ドローン群がトマム・ザ・タワーのシルエットを夜空に描き出す場面があります。その瞬間に出てきた最初の言葉は「すごい」ではなく、「よくこれドローンで作れたな」でした。感情の前にまず技術への感心が立ち上がってくる、という反応のされ方は、自分にとっても意外で面白かったです。ふだん泊まっているあの建物の形が、空の上にもう一つ浮かんでいる、という構図のおかしさも含めて、強く印象に残っています。

そしてもう一つ、現地でしかわからなかったのがエンジン音です。数百機が一斉に動いているので、頭上から響くうなりがそれなりに大きい。遠くの雷のような低いうなりとも、蜂の巣を揺らした時のような高い音とも違う、聞いたことのない種類の音で、映像で観てきたドローンショーとの距離感が、この音だけで一気に埋まりました。「生で観る意味」の中身がここに詰まっていた、という感じです。

防寒については、それなりに着込んで臨んだつもりだったのですが、それでも「もう一段防寒してもよかったな」と思うくらい、夜のホタルストリートはしっかり冷えました。昼間の暖かさに引きずられず、夜は別物として準備しておくのがよさそうです。


⑤ 夕食:竹蔵

事実メモ

  • ホタルストリートのラーメン店
  • 帆立塩ラーメンと味噌ラーメンを実食
  • GARAKU と並ぶ人気店、毎夜待ちが出るが回転は早い
  • 値段は高めだが後悔のない一杯
  • ドローンショーの待ち時間と組み合わせて効率的に楽しめた

詳しくは → 竹蔵の記事

竹蔵を選ぶときに最後まで迷ったのが、店の名物っぽい帆立塩ラーメンと、「北海道といえばやっぱり味噌ラーメン」という気持ちのどちらに振るか、でした。せっかくここまで来たのだから、ということで結局両方頼んでしまい、ホタルストリートの夜は二杯のラーメンが並ぶ画になりました。

竹蔵の帆立塩ラーメン。澄んだスープに帆立・なると・チャーシューが映える一杯 竹蔵の記事

帆立塩ラーメンの一口目で強く感じたのは、帆立の甘みと旨みがちゃんと主役にいるということです。透明感のある淡いスープなので、ごまかしが効かないジャンルのはずなのですが、その透き通った汁の真ん中に帆立がしっかり立っている。「塩ラーメン」というよりは「帆立を飲むラーメン」と表現したくなる方向性で、これは確かに看板に置く理由がある一杯でした。

バター・コーン・チャーシューが乗った味噌ラーメン。北海道らしい一杯

味噌ラーメンのほうは、想像していた「ザ・北海道の味噌」がそのまま出てきた、という安心感の塊。冷えた夜の体に、バターとコーンが乗った濃いめの味噌スープがきれいに沁みていきました。塩と味噌で方向性がまったく違うので、二杯頼んだことに対する後悔はとくになかったです。

待ち時間については、ホタルストリート全体の混雑をホテルの掲示板やアプリで事前に確認できるので、思っていたよりストレスなく待つことができました。ドローンショーの時間と前後の散策をはさんでいるうちに自然と順番が回ってきて、「待っていた」というより「移動の合間に並んでいた」くらいの感覚で席に着けたのは、リゾートの導線として地味によくできているなと感じます。


この日を一言で

各エリア様子見のはずが、大いに楽しめた1日。