島尻のマングローブ林|天然記念物の干潟と、赤いカニと鳥に出会うボードウォーク
宮古島・島尻の天然記念物「島尻のマングローブ林」を散策。意外と広い林内には整備された遊歩道と橋が続き、マングローブはもちろんカニや鳥も観察できる。虫除け必携、駐車場は広め。
宮古島で唯一の天然記念物マングローブ林
「島尻のマングローブ林」は、宮古島市平良の島尻地区にある天然記念物に指定されたマングローブの群落です。

入口に設置された説明板によると、マングローブは熱帯・亜熱帯の海岸や河口付近に育つ植物の総称で、ここ島尻では複数の種が群落を形成しています。宮古島においてまとまった規模のマングローブ林はここが代表的な場所で、文化財として保護されています。
マングローブは海水と淡水が混じり合う汽水域に育つ特殊な植物です。特徴的なのは「気根」と呼ばれる呼吸のための根で、泥の中から無数の突起が出ている様子は他の植物では見られない独特の姿です。この気根が干潟の景観を形づくっています。
意外と広い。しっかり歩ける林内
想像していたよりもずっと広い林内には、整備された遊歩道と橋が続いています。木製のボードウォークや橋を渡りながら、マングローブの林内をじっくり散策できます。単に眺めるだけでなく、林の中を歩き進んでいく体験ができるので、思いのほか時間をかけて楽しめます。
林の深部に進むにつれ、周囲の木が密になり、独特の静けさと薄暗さに包まれます。宮古島の強い日差しが遮られ、まったく別の空気の場所に来たような感覚になります。
マングローブと干潟の景観

林の縁には干潟が広がり、マングローブ特有の気根(呼吸根)が泥の中から無数に伸びている様子が見られます。潮の満ち引きによって干潟が現れ、その独特の景観が楽しめます。
干潟は潮の時間帯によって姿が変わります。干潮時には広い泥干潟が現れて生き物を見つけやすくなり、満潮時には水位が上がって別の雰囲気になります。訪問前に潮見表を確認しておくと、より楽しめるかもしれません。
カニ、鳥と出会う干潟
ボードウォークから干潟を見下ろすと、鮮やかな赤色をした小さなカニが行き交っていました。

これはベニシオマネキなどのシオマネキ類と思われます。小さいながら真っ赤な甲羅が目を引き、干潟の泥の上を素早く動き回っていました。また、林内や干潟付近では鳥の姿も見られ、生き物観察スポットとしても楽しめます。双眼鏡があれば、野鳥観察としても楽しい場所です。
訪問のポイント
- 意外と広く、しっかり散策するなら30〜45分ほど見ておくとよい
- 木製ボードウォーク・橋が整備されており歩きやすい
- 虫除けスプレーなど必携(蚊が非常に多い)
- カニや野鳥など干潟の生き物も楽しめる
- 干潮時間帯は生き物が見やすい
- 駐車場はそれなりに広く停めやすい
- 四島の主の墓と近く、セットで訪れられる
- 真夏は日陰が少ないエリアも多く、虫除け・日焼け対策を万全に
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