本文へスキップ

北海道・トマム&帯広 2026年春 Day 8

Day 8: 六花亭本店、おびくるからの高速バスで帰路、函太郎で締めの寿司

2026年4月1日

Day 8 は、やりたかったことをちゃんとやり切り、計画より豊かに帰っていく一日でした。最終日朝にもう一度六花亭本店でサクサクパイとアイスサンドを食べて、おびくるから新千歳行きの高速バスに乗り、新千歳では習慣の函太郎で道産ネタとサッポロクラシックを締めの一杯にして、福岡空港の博多弁のウェルカムで日常に戻る──スケジュールとしては「帰路の1日」なのですが、振り返ってみると、Day 1〜Day 7 で踏んだ伏線をひとつずつ回収しながら帰ってきた、という構造の濃い1日でもありました。

1日の流れ

時間帯行動
六花亭 帯広本店で本店限定スイーツ購入
午前帯広バスターミナル「おびくる」9番乗り場から高速バス出発
道中古瀬PA で休憩(道東道)
午後新千歳空港着 → 函太郎で締めの寿司
福岡空港着、博多弁のウェルカムメッセージ

① 朝:六花亭 帯広本店

事実メモ

  • マルセイバターサンドで全国に知られる六花亭の本店
  • 本店限定スイーツ を求めて訪問: サクサクパイアイスサンド
  • エントランスを彩る立体の花アートが印象的

詳しくは → 六花亭 帯広本店の記事

最終日の朝は、Day 6 で2F喫茶に上がって食べたサクサクパイとアイスサンドを「もう一度食べたい」という単純な動機で、六花亭 帯広本店 を再訪しました。1度試して、帯広にいる間に「もう一回」と思える本店限定スイーツが2品もある、というのは、振り返ってみると結構な引きだったな、と思います。

六花亭 帯広本店のエントランス。立体的な花のアートが壁面を彩る 六花亭 帯広本店の記事

今回は2F喫茶ではなく、1Fで購入してそのまま立ち食いするスタイル。1Fには3席ほどのイートインスペースがあって、買ってすぐに包みを開いてかぶりつける構造になっています。サクサクパイは本店限定のずっしりとした生地と、たっぷりのクリームの組み合わせで、2回目でも記憶通りに「ああ、これだ」という納得感の方が先に来ました。

六花亭 帯広本店のサクサクパイ

アイスサンドも同じくもう一度。Day 6 の喫茶では「ふだん好きなものを座って食べる贅沢」として味わいましたが、立ち食いでサッと食べると、また別の意味で「これは現地でしか食べられない一品なんだ」という事実が、シンプルに口の中に乗ってきます。Day 6 では「アイスサンドが大好物」と書いた口で、Day 8 にもう一度かぶりついている、というだけで、自分の本気度合いも記録に残せた朝でした。

六花亭のアイスサンド


② 帯広バスターミナル「おびくる」から高速バス

事実メモ(既存薄い記事より)

  • 場所: 帯広市西2条南10丁目、帯広駅直結
  • 特徴: レンガ調外壁+ガラス張り入口、比較的新しい設備
  • 乗り場: 9番 が新千歳空港行き
  • 所要時間: 約2時間半〜3時間
  • 予約: ネット・電話、繁忙期は早めの予約推奨
  • 大型スーツケースはラゲッジスペースに預けられる
  • 道中: 道東自動車道を北西へ
  • 古瀬 PA で休憩停車
    • 「ガス欠注意」の看板(北海道の高速はSA/PA間隔が長いため)

六花亭でスイーツを買い込み、ホテルでチェックアウトを済ませたあとは、帯広駅直結の**帯広バスターミナル「おびくる」**へ。レンガ調の外壁とガラス張りの入口を見上げて、いよいよ帯広の街とお別れだな、と少しだけ実感する瞬間でした。あれだけ歩いて、いろいろ食べた街なのに、いざ離れる段になると「もう一周してから帰りたいな」という気持ちもじわじわ湧いてきます。

帯広バスターミナル「おびくる」の外観。レンガ調の外壁とガラス張りの入口が特徴的

新千歳空港行きの乗り場は 9番。所要時間は約2時間半〜3時間で、事前にネットまたは電話で予約可能、ラゲッジスペースに大型スーツケースを預けられる構造になっているので、帯広観光の最後の動線として非常にスムーズです。3月末〜4月初の帯広は雪解けが進んでいて空が高く、出発前の広場の空気は清々しい質感でした。

バスターミナルの9番乗り場。バスが並んで停車し、案内板に行先が表示されている

バスが走り出してからの十勝平野は、Day 5 にトマムから帯広へ向かったときと同じ「広さ」のスケールなのですが、今度は逆方向。「旅の終わり」を確定させていく道のりと、その先で待っている新千歳空港でのお土産選びを前にした少しのワクワク感が、車窓の景色と一緒にじわじわ重なっていく時間でした。

道中には古瀬 PAでの休憩停車があります。「ガス欠注意」の看板や北海道全体の地図つき案内板など、北海道らしいスケール感の注意喚起そのものも興味深かったのですが、それ以上にありがたかったのが、長距離バスがちゃんと途中で休憩を取ってくれること自体でした。2時間半〜3時間という所要時間の中で1度トイレ休憩のタイミングがあるだけで、移動の安心感がだいぶ違います。

高速道路上の古瀬PA内の注意看板。北海道の地図とともに高速道路上のガス欠注意スポットが示されている


③ 新千歳空港着 → 函太郎で締めの寿司

事実メモ

  • 函太郎 新千歳空港店(回転寿司)
  • 本日のおすすめに にしん・生ほたて・はっけ などの道産ネタ
  • 特に印象に残ったのは つぶ貝・ほたて
  • サッポロクラシック の生とともに北海道グルメの締めくくり

詳しくは → 函太郎 新千歳空港店の記事

新千歳空港に着いたら、搭乗前の最後の一食は 函太郎 へ。新千歳空港に来たときには毎回ここに寄る、というのが個人的なルーティンに近い習慣になっていて、Day 8 もその習慣どおりに席に座っていました。

函太郎の生ほたて3貫。桜柄の金色の皿に大ぶりのほたてが3枚並び、サッポロクラシックの瓶が隣に置かれている 函太郎 新千歳空港店の記事

注文したのはにしん・つぶ貝・ほたてを中心に、本日のおすすめから道産ネタを選ぶ構成。Day 6 のなごやか亭で食べたつぶ貝と、ここ函太郎のつぶ貝・ほたてを頭の中で並べてみても、「空港店だからといってネタの質が落ちる、ということはまったくない」というのが正直な感想で、空港の中の回転寿司というフォーマットでも、ちゃんと道産ネタは本物として出てくる、というのを再確認できる一食でした。3貫で皿からはみ出るほたて、コリッとした歯ごたえと甘みのつぶ貝、生姜と細ねぎの効いたにしん、どれもしっかり北海道。

函太郎の寿司2皿とサッポロクラシックの生。桜柄の金色の皿ににしんとつぶ貝が乗り、函太郎のはし袋が添えられている

そして、合わせて頼んだのがサッポロクラシックの生。Day 1 の新千歳→トマムのバスから数えて、トマムのラウンジ、Day 4 のカマロでの大ジョッキ、Day 5 のぶたはげ、Day 6 のなごやか亭と、旅を通してさんざん飲んできた北海道限定の一本ですが、ここでは**「北海道最後の一杯」として意識的に**頼みました。同じビールでも、最初の一杯と最後の一杯は同じ味では飲めない、という当たり前のことを、空港の函太郎のカウンターで確認しに行く感覚です。


④ 福岡空港着:博多弁のウェルカム

事実メモ

  • 7泊8日の北海道・トマム&帯広の旅、福岡空港到着でフィナーレ
  • 到着ゲート: 「お疲れさん。今日は福岡でなん食べるとね。」(博多弁のウェルカムメッセージ)
  • 旅の終わりをユーモアで受け取る福岡らしい帰り道

詳しくは → 福岡空港着の記事

新千歳空港から約2時間のフライトを経て、福岡空港に到着しました。Day 1 の朝に雨の福岡空港を出発したのが遠い昔のように感じる一方で、機内ではトマムの雲海ゴンドラから見た景色、帯広のぱんちょうとぶたはげで食べた豚丼、最終朝の hal のサーモンいくら丼などが断片的に蘇ってきて、フライト時間はあっという間に過ぎていきました。

福岡空港の到着エリア。「お疲れさん。今日は福岡でなん食べるとね。」と書かれた博多弁のウェルカムメッセージが表示されたディスプレイが迎える 福岡空港着の記事

到着ゲートを出ると、ディスプレイにこんなメッセージが表示されていました。

「お疲れさん。今日は福岡でなん食べるとね。」

博多弁の「〜とね」は標準語の「〜の?」にあたる柔らかい疑問の語尾で、「今日は福岡で何食べるの?」をフランクに言い換えた一文です。空港のウェルカムメッセージにここまで地元言葉を持ってくる福岡らしい粋な演出で、地元から見ても旅人から見ても、これくらいの距離感の声かけがちょうどよく、いいなと思いました。

そして、メッセージそのものを受け取った自分の身体の方は、不思議なことに7泊8日もの長旅をしてきた割に疲労感が薄く、残ったのはほぼ充実感だけという状態でした。トマムでのスノーボード2日、3会場の朝食コンプリート、帯広の豚丼食べ比べ、明治工場見学、六花亭本店2回——「やりたいと思っていたこと」が大きくこぼれた感じがあまりなく、やりきった一週間としての中身の充実が、博多弁の柔らかさの中にきれいに着地していった、というのが Day 8 最後の感触でした。

「そういえば今日の夜ごはんどうしよう」と、メッセージの問いかけにそのまま答えるところから、日常に戻っていきます。


この日を一言で

たぶん、やっぱりもう一回北海道に行く。